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店長日記
挟まっていた=68回
2014年08月12日


昭和10年用婦人之友社版[家計簿]です。編者は[羽仁もと子]編者が明治37年より編纂発行されているようです。定価60銭(写真1)
付録の[練習帖](写真2)

は未使用で付いています。練習せずにこの[家計簿]に付け始めたようで、2月に「米・燃料・調味料費」の欄に[夫]あるは[夫・小使い]とペン書きで書き始めていますが、次に書き留めているのは[4月]になりますが、その後は[年末]の「一年間の予算実際」迄何もありませんでした。
この[家計簿]には「領収書」や「買上伝票」が挟まっていました。一部ですが、「川崎」駅前通りの「新力」菓子店からのものがありました。「パン代金」とあり、領収には「右の通り受取申し候也」と候文です(他の[中嶋時計店]の領収も同様で、当時の領収書には「候文」で書かれるのが普通のようです)(写真3)

「川崎 新力」で検索すると、[平間]に「たばこ・菓子・新力」前ポストの地図が出てきます。領収書の住所は[堀川]ですが、移転して、今でも営業しているのでしょうか?